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Lighthouse

2019年4月24日 (水)

三浦半島バス・ツアー Miura Peninsula Bus Tour

中学を卒業してからもうずいぶん年月が経ちましたが、まめな幹事さんのおかげで、毎年バス旅行が企画されます。
あまり参加してきませんでしたが、今年は参加して、三浦半島へ行きました。
4月20日(土)の快晴の日でした。
行き先は、横須賀の戦艦三笠、ペリー提督上陸地の久里浜と城ケ島の3ヶ所でした>
これらもフェイスブックに写真を出したので、リンクを張っておきます。ただし、久里浜は前に行ってこのブログに記事を書いたので略します。

戦艦三笠

前に行ったのはだいぶん昔で、いろいろ忘れていました。案外小さいものだと思いました。
乗組員の名簿2つが展示されており、その内の1つに縁者の名があったので、何人かの同行者に話題にされました。


城ケ島

城ケ島には、アマチュア無線をやりに、少なくとも3回、1回は1泊で、行っています。
今回は、島の西側の大橋のたもとにある北原白秋の記念碑と記念館がコースに入っていましたが、これは初めてでした。
有名な歌の歌いだし部分は知っていましたが、続くところは記憶になく、「利休ねずみの雨」となっていて、こういう色あいがあるということも勉強しました。染色が趣味の女性に聞いたら、知っていたので、なるほどと納得しました。
泊まったときは、城ケ島灯台の方へ入っていきましたが、今回はそちらはコースに入っていませんでした。

Img_4588s

               城ケ島東部の県立公園から房総半島方向を望む。右のススキの中に安房埼灯台が見えています。
               Joga Shima / Island, from the Joga Shima Park. The Awa Saki Lighthouse to the right.
         

2018年12月19日 (水)

映画「ハナミズキ」とノバスコシアの灯台

相変わらず週一回、金曜日のDVDレンタルショップ通いを続けています。
先週はいろいろと用があり、1時間もののドラマより2時間の映画を後回しにしていたら、見るのが返却前日の13日(木)になりました。
2010年公開の「ハナミズキ」で、引き続き新垣結衣主演ものです。2回ほど貸し出し中で借りられず、棚の探索は3度目でした。

ハッピーエンドのラブストーリーで、あらすじなどはWikipediaなどに譲ります。
題名のとおり、新垣が演じる主人公の家の庭のハナミズキの木が繰り返し出てきますが、ほかに、灯台も何度も出てくること、アメリカ(ニューヨーク)、カナダ(ノバスコシア)も出てくることが特色です。

日本では釧路に近い後志支庁管内、北海道厚岸郡(あっけしぐん)浜中町(JCG 01003/B)にある湯沸岬(とうぶつみさき)灯台、Tobutu Misaki Light, ARLHS JPN-658、が出てきます。
この岬の周辺は、北海道立厚岸自然公園(JAFF-0117)に指定されています。

カナダでは、大西洋に面したノバスコシア州の首都、ハリファクスに近いペギーズポイント灯台、Peggy's Point Lighthouse, ARLHS CAN-369、が出てきます。
なぜそんな遠いところが舞台なのかちょっと不思議ですが、ハリファックスの70キロほど西にルーネンバーグという漁港があり、その旧市街が世界遺産に指定されている名所でもあるので、ストーリーの展開に具合が良くなっています。

同灯台の写真は下のリンクでご覧ください。

ノバスコシア州の観光ページ

ノバスコシア州灯台保存協会のページ

15日(土)に江の島に行った帰り、灯台ショップの「ライトハウスキーパー」に寄ってみました。店主は、今年、店の企画で、ニューイングランドの灯台巡り に行ったとのことでした。また、「ハナミズキ」はずっと以前に見ていたそうで、あれこれ話がはずみました。

アマチュア無線でノバスコシアの局と交信しているかどうか、整理してある古いカードだけ見てみましたけれど、ありませんでした。
近くのニューファウンドランドとニュー・ブランスウィックはありました。いずれも1987年8月23日にオール・アジアコンテストに出て、14MHzで交信したものです。6階のベランダアンテナで再開局して2年足らずのころで、設備が粗末なのに熱はあったのと、コンディションが良かったのでしょう。
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なお、「ハナミズキ」では、新垣結衣が英語でスピーチをする場面があります。なかなかきれいな発音で、上手だと思いましたが、ピアノ(「くちびるに歌を」)や卓球(「ミックス。」)と同様に、演技としてその場面だけを特訓した成果の可能性があります。

2018年4月 1日 (日)

日本最古の現役灯台 The Oldest Active Lighthouse in Japan

先日取り上げた灯台150周年記念アワードが今日からスタートしたことで、当ブログの灯台アワードのページの訪問者が驚くような増加ぶりです。

先日は、観音埼灯台と品川灯台を紹介しましたが、現役の灯台で、古いものはどれか、ちょっと調べてみました。
「大関酒造今津灯台」、ARLHS JPN-1527 "Ozekishuzo"、が1858年で、最も古いのですが、これは、江戸時代の和風の灯明台です。

明治以降の近代的な洋式灯台としては、「神子元島灯台」、ARLHS JPN-353 "Mikomoto Jima"(「灯台表」では"Shima")、が最古で、明治3年(旧暦)(新暦1871年)点灯です。
(樫野埼灯台の点灯が少し早く、これを最古とするウェブ・ページもありますが、こちらは外観に変更があるようです。)

Mikomotojima_lh_ts

          Mikomoto Shima lighthouse, Shizuoka, the oldest active modern lighthouse in Japan. .First light in 1870. Height of tower: 23m. Range 19 miles.
写真は、爪木埼から撮ったもので、不鮮明で申し訳ありません。

この灯台は、イギリスから来たお雇い外国人、R・H・ブラントンの指導でできた初期の洋式灯台の一つです。
ブラントンのことは、本ブログの別のウェブ・ページに、W・E・エルトン、浅野応輔とともに紹介しています。
もう10年近く前だか、東京歯科大学のアマ無線クラブが神子元島に上陸して、泊まりこみで運用したので、交信してカードを入手された方も多いかと思います。

2013年11月 2日 (土)

旧堺灯台 Historic Sakai Lighthouse

堺市の東の端、臨海部の埋立地の手前のところに大浜公園という広い公園があります。この公園から歩道橋で臨海道路を渡り、海沿いにしばらく北へ歩くと、堺灯台がありました。ちょっと分かりにくいところでした。
この灯台は、明治10年(1877年)に点灯された日本でも古い灯台でしたが、埋め立てが進んで港の形も変わり、昭和48年(1968年)に消灯された由です。その後、遊歩道などが整備されて、ほぼ元の場所に近いところに保存されています。

Img_6896s
木造で、形は東京の船の科学館に保存されている旧安乗埼灯台(8月18日記事)に良く似ていますが、現地に保存されている木造灯台として貴重です。

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上の写真の灯台の北側の水路は、堺港につながっています。灯台の対岸の工場の壁には、南蛮船が入港していた当時の絵が描かれていました。奥は南海電鉄堺駅周辺で、10月16日(水)は、この近くに泊まりました。
堺港は、大和川の河口部のデルタ地帯に作られていたものかと思いましたが、ネットで調べてみると、そうではなく、戦国時代や徳川時代初期までは、大和川はもっと北へ流れており、流域の水害を防ぐために付け替え工事が行われて、1703年に現在の大阪市と堺市の境界あたりが河口になったそうです。堺港は、流出する土砂による埋没が激しく、何度も工事をしてかろうじて機能を保ったようで、南蛮船が来航した当時とは様変わりしているそうです。

The Sakai lighthouse was first commissioned in 1877 and one of the oldest wooden modern lighthouses in Japan. It was decommissioned in 1968 due to the changes of coast lines by reclamations.
http://www.osaka-info.jp/en/search/detail/sightseeing_992.html

2013年1月30日 (水)

Lighthouse Goods Shop 「ライトハウスキーパー」

There is a shop that claims to be the only shop of lighthouse goods in Japan at Katase, Fujisawa City, Kanagawa. As my relative family is living near this shop, I often browse the shop when I visit the relatives. I went there yesterday and bought the only remaining lighthouse calendar of this year. The name of the shop is “Lighthouse Keeper”. The owner of the shop also organizes seminars and tours for lighthouse lovers. (Please see my comment of April 22, 2012)

http://pws.prserv.net/todai/

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藤沢市片瀬海岸の州鼻通りの海岸近くに「ライトハウスキーパー」というお店があります。自称、日本でたった一つの灯台グッズの店です。昨日、近くの親戚に会いに行ったついでに、久しぶりにお店に寄り、遅まきながら今年の灯台カレンダーを買ってきました。昨年4月22日の記事で触れていますが、店主は灯台セミナーを催したり、国内、海外の灯台ツアーを企画したりしています。

I brought a transceiver, a kite for lifting antenna wire and a battery with me having an activation of the Eno Shima Lighthouse, ARLHS JPN-059, in mind, but did not have enough spare time to do it yesterday. The beach area in the photo below is within the 1,000m radius from the lighthouse and is suitable for activation. Wind was not strong enough for my kite either, yesterday.

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江の島灯台からといって無線もしようかと、いちおう荷物は持っていきましたが、時間不足であきらめました。また、このところ使っていないカイト・アンテナを使おうかと思っていましたが、風もあまり吹いていなくて、ちょっと難しいようでした。いちおう地図上でこの野外ステージの前あたりの浜が江の島灯台の1,000mの範囲に入ることを確かめてあります。漁港の防波堤を釣りができるように整備してありますので、そこでも可能性はありそうです。

2013年1月16日 (水)

Tsurugi Saki Radio Beacon and DGPS station

There is a very tall vertical antenna with a big capacity hat on top beside the Tsurugi Saki Lighthouse. According to the “List of Aids to Navigation,” edited by the Japan Coast Guard, this antenna is used by a medium wave (MF) beacon station that transmits “TG” CW signals.  The frequency is 309 kHz and the power is 75 watts. This antenna is also used for the differential G. P. S. (DGPS) system using the same frequency.
There is also a “Ramark” beacon that sends out 9,405MHz radio waves to show the position of the beacon on radar screens of vessels when it detects radar waves from vessels.

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剱埼灯台の近くに中波用らしい高い垂直アンテナがありました。帰ってから、手元にある「灯台表」(2004年版)を見ましたら、無線方位信号所とディファレンシャルGPS局のもののようです。周波数は309 kHz, 出力75ワットで、ビーコンはCWで"TG"を送信しているとあります。

ディファレンシャルGPSシステムは、海上保安庁のホームページに紹介されています。

http://www.kaiho.mlit.go.jp/syoukai/soshiki/toudai/dgps/index.htm

衛星からの電波を位置が決まっている固定局で受信して、GPS信号の誤差を検出し、そのデータを船に送ることによって、GPSの精度が誤差2メートルにまで上がるのだそうです。また、剱埼ほか計6箇所の気象データも送信しているそうです。

方位ビーコンとDGPSの周波数は共通ですが、どのように使われるのか、筆者にはちょっと分かりません。

方位信号所には、3センチの波長、出力7ワットのレーマークビーコンもあることになっています。

アンテナの敷地の中に、古めかしいコンクリート製の頑丈な建物があります。居合わせた人の話では、大戦のころの遺物らしく、ときどきこれを見に来る人がいるそうです。ネットでは、探照灯としているものがありました。

東京や横浜を背後に控えた岬の先端なので、防空のための施設である可能性は高いでしょう。屋上に何か見えているのは、新しい物のようです。GPS関係でしょうか。

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There is an old building that looks like to be something constructed during WWII for military use nest to the vertical antenna. 

2012年12月20日 (木)

ロシアの灯台

ロシアの灯台アワードのことを書いていて、ロシア灯台独特の問題のことを思い出しました。

2~3年前に、岩波新書の「極北シベリア」という本(福田正己著、1996)を読んで知ったのですが、ロシアでも北極海に面した海岸の灯台などでは、ソ連時代に原子力電池を電源として建設されたものが多くあるそうです。

原子力といっても、核分裂を利用する原子力発電ではなく、放射性物質の崩壊熱を熱電対を利用して電気に変えるものです。英語では、RTG, radioisotope thermoelectric generator というそうです。

たしかに、シベリアの広大な荒野の中に灯台のためだけに電線を引くのはコストが割高だし、北極圏では太陽電池も使えないので、無人灯台に電気を供給する方法として、ひとつのアイデアであったのでしょう。

ところが、ソ連の崩壊後、治安が悪化し、金属泥棒が横行するようになり、灯台まで行って侵入し、灯台の構造に関する知識がないまま、電源装置などを破壊して金属を持ち去る者が現れ、放射性物質の遮蔽が壊されたり、そのものが撒き散らされたりして、周辺が汚染されたところが出たそうです。

この本の著者は、ツンドラの氷の調査などのためにシベリアに行ったようですが、場所によっては、ガイガーカウンターを持って、用心しながら行かなければいけないところがあったそうです。

その後、ネットを見ていたら、どうもこの電池は、北極海ばかりでなく、サハリンの南端のアニワ岬(中知床埼、Aniva, Mys Aniva)灯台(サハリンから南に突き出している二つの岬のうちの東側)でも使われているという英語記事があって、日本にも近いところでも汚染の危険があるのかと、心配になりました。ただ、Lighthouse Direcotry によるとこの灯台の原子力電池は、明らかに最近撤去されたとあります。

(この灯台は日本領時代に建設されたもので、険しい地形から、建設は相当に困難だったと思われ、Lighthouse Direcotry は、日本技術の目覚しい成果だとしています。)

そんなことで、ロシアの灯台に良く状況を調べずに近づくのは止めたほうが良さそうですし、UA9、UA0の灯台からの無線運用もあまり期待できないと思います。

私たちの身近でも、このところ、いろいろ建設時には十分に予測できなかった事故が起きていますが、新技術の採用はいろいろ長期的なリスクも考えて、慎重にしなければいけない一例でしょう。私も今年の8月に中央高速笹子トンネルを通りましたが、わが子の一人は、事故の前日の夜、上り線を通って東京に帰っていました。

2012年12月 9日 (日)

Legacy of R. H. Brunton ブラントンの遺産

Nihon O Dori, or “Japan Boulevard” at the center of Yokohama is a spacious street with a row of gingko trees. It is said to be the first European style street in Japan and was designed by Richard H. Brunton. As I introduced him in the comment on the Suga Shima Lighthouse (May 3), he designed many early and important lighthouses in Japan with his knowledge brought from Scotland. He also designed the first modern sewer system in Japan and the bricks used for it were found underground one block away from the Nihon Boulevard in Yokohama.Img_4772rs

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スコットランドから来たお雇外国人のブラントンのことは、"General Information" の記事や5月3日の菅島灯台の記事の中で紹介しましたが、横浜で、彼が設計した「日本大通り」とレンガ造りの下水道の遺構を見ることができました。

当時、日本にいた数少ない外国人の一人として、万能技師ぶりを発揮していたようです。下水道の遺構は、 横浜開港広場にあり、昭和57(1982)年、広場の造成工事の際に発見されたそうです。(地下1m以上の深さにあり、透明カバーがかぶせてあるため、うまく写真が撮れませんでした。)

2012年12月 7日 (金)

Lights in Yokohama Harbor 横浜港の灯台

I went to Yokohama last Wednesday and saw a couple of breakwater lights.

The historic White Lighthouse is at the end of the pier along which the historic Hikawamaru is berthed. It used to be the Yokohama East Inner Breakwater Lighthouse but was relocated to the present location more than fifty years ago.

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                    横浜港旧白灯台(旧横浜東水堤灯台)

The Yokohama North Inner Breakwater Lighthouse could be photographed from the bridge of the Hikawamaru. This old red light still stand at the entrance of the Yokohama Harbor although its white partner went out of commission. It was built in 1896 and one of the old lighthouses in the country. (ARLHS JPN-1417)

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                      横浜北水堤灯台

By the way, the Lighthouse Directory is a good comprehensive guide of lighthouses in the world.

水曜日に横浜に行きました。港内の白灯台(保存灯台)と赤灯台(横浜北水堤灯台、現役)を見てきました。  赤灯台は、遠くなので小さい写真しかありませんが、横浜海上保安部のホームページに紹介されています。 「横浜北水堤灯台」

身近なところにありますが、設置後、110年以上経っている歴史的な灯台です。「水堤」というほかでは見ない呼び方が使われていることも、古さを示しているのではないでしょうか。

なお、上の英語の部分に、アメリカのノースカロライナで作られている「ライトハウス・ディレクトリー」というサイトへのリンクがありますが、世界中の灯台をほぼ網羅している便利なデータ集で、日本の灯台についても、写真へのリンクが付いていたりして参考になります。ARLHSにも World List of Lights (WLOL) がありますが、灯台の光達距離などのデータは載っていません。

2012年5月16日 (水)

Yakushima Lighthouse 屋久島灯台

The lightouse in the photogragh below is the Yakushima Lighthouse. I did not see it myself but one of my family went Yaku Island for mountain climbing last week and gave the photo to me as a souvenir. The lighthouse was lit on January 10, 1897 and has a range of 22 nautical miles.

Yaku Shima (Island) has been receiving many visitors since its designation as a world natural heritage. Some parts of the island used to belong to the Kirishima-Yaku National Park, but a new independent national park, the Yakushima National Park was created in March of this year.

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この屋久島灯台の写真は、登山ツアーで行った家族のお土産で、自分で撮ったのではありません。明治30年1月10日初点、到達距離22海里です。

屋久島は世界遺産になってずいぶん来訪者が増えているようです。国立公園も、今年の3月に、霧島屋久国立公園から分離、独立し、屋久島国立公園ができています。

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