QSL Card of KH1, Baker Island
昨日は久しぶりにダイレクトでQSLカードが届きました。1月に貯めていたQSLを発行したときに、OQRS、オンラインQSL請求サービスを利用して請求したものでした。
ニュー・エンティティーではありませんが、大がかりなペディションだったので、いちおうカードをもらってみたいと思いました。
二つ折りのカードで、2ページ目には虫眼鏡で見ないと読めないような小さい字で、いろいろ書いてあります。
4ページのオペレーター・チームの写真の面に5枚の小さな写真があります。
また、2ページ目にも同じ小さな写真が4枚あり、うち1枚は1937年に単独太平洋横断飛行の途中で行方不明になった女性パイロット、アメリア・エアハートの写真です。このペディションは彼女の失踪の81周年を記念したものだとありました。あわせて、1935-1942年にこの付近の中部太平洋のアメリカ領の島嶼に植民を試みた若者のグループ(写真には8人が写っています。)の活動も記念したものだったそうです。
ペディションの主体は、Dateline DX Association, 「日付け変更線DS協会」となっています。ベーカー島は、赤道と日付け変更線、東経180度線の交点の少し北東にあるので、なるほどと思いました。
3ページには、ドネーションをした団体の縮小したロゴマークがずらりと70程も並んでいます。JAの団体も4つほど載っています。
4ページ(裏側)は、チームのメンバーの集合写真で、14名だったそうですが、JAからも一人、JN1THL局が写っています。
数年前まで、太平洋戦争前期の航空戦のことを調べていました。このところ遠ざかってしまいましたが、書き溜めたものを見ると、昭和18年(1943年)9月上旬にこの付近の海域で二式大艇が米軍空母戦闘機に撃墜されていました。
参考にしている Eric Hammel "Air War Pacific" によると、この頃にベーカー島を初め中部太平洋の米国領の島々に航空基地が整備され、11月下旬からのマキン・タラワ上陸作戦の準備が整えられていたそうです。
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コメント
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このカードは私も大分前に届いています。私は貰ってそのままですがJCFさんは見事な記事にしていますね。感心します。
投稿: JA0LXP | 2020年4月25日 (土) 08時22分
LXPさん、コメントどうもありがとうございました。
このところネタが乏しいので、たまたま届いたカードを記事にしました。
文章の字が小さいため、多くの方々はあまり読まれないだろうということもありました。
最後の戦史がらみのところが、無線界には明るい方が少ないと思いますけれど、調べていて出て来るのはH4, P2, YJあたりが主で、KH1はかすっている程度です。
投稿: NOBI | 2020年4月27日 (月) 14時09分