港の見える丘公園と江藤淳展 Port View Park, Yokohama
横浜にはときどき行っていますが、最も近いのがいつだったかどうも良く思い出せません。山手の港の見える丘公園辺りには、明治初期に英仏軍が駐留していたことを何かで知って、当時の我が国の危うい立場を知らされたのですが、これもいつだったかはっきりしません。
昨日、15日(月)はその港の見える丘公園に我が家の隊長と一緒に行ってきました。ある人から、公園の中にある神奈川県立近代文学館で開催されている「江藤淳展」のチケットをもらったので、見に行ったのです。そのうちにと思っている内に最後の日になってしまいました。
文学館は公園の奥の方で、途中の園路から横浜ベイブリッジが良く見えていました。
江藤淳展はこの評論家の没後20年を記念するもので、平山周吉著「江藤淳は蘇える」(本年4月新潮社)の刊行とも歩調を合わせているようでした。
文学関係の展示はみな同様と思いますが、原稿、初版本などと折々の写真が中心でした。
原稿は読みやすい丁寧な字で書かれ、訂正がほとんどないものでした。言葉を操って文章を紡ぎ出す能力がずば抜けていたのではないかと思います。
江藤淳の作品は、「一族再会」、「夏目漱石」、「アメリカと私」くらいしか読んだことはありませんけれど、新刊書の題名にも使われた「海は蘇える」はこの際読んで見たいと思います。
展示には指物屋に特注したという日本間用の机もありました。さすがに良い木を使っているようでした。資料がまわりに置けるので、低い机を愛用したそうです。
西武新宿駅から地下鉄副都心線の新宿三丁目駅へ歩き、そこから東急東横線、横浜地下鉄みなとみらい線に乗り入れている直通電車で元町・中華街駅まで乗って、駅と合体したビルのエスカレーターで丘の7合目くらいにある出口から公園に向かいました。途中、有名な外人墓地の横をしばらく歩きました。かなり草が茂っていました。
元町駅に戻るころにはだいぶん疲れて、中華街の方まで行く元気がなく、元町で遅い昼食を軽く済ませ、和菓子屋で土産を買って、帰途に就きました。
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