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2018年3月 6日 (火)

「八十爺のてくてく日本列島縦断日記」

先日の散歩かふぇの記事を書いていて、そういえば相当の高齢になってから日本列島を端から端まで歩いたことを書いた本があったと思い出し、先日探し出してきました。
堀之内芳郎著 「八十爺のてくてく日本列島縦断日記」 平成17年(2005年)新風舎刊というものでした。
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カバーと帯に要旨が書いてありますが、実際は79才の年に神奈川県伊勢原市の自宅と九州最南端佐多岬の間の約1,500キロを、81才の年に伊勢原から本州最北端の大間崎の900キロ余を、82才の年に南西諸島で340キロと北海道700キロを歩いて、計3,467キロを踏破しています。帯には延べ127日間とありますが、これは乗り物による出発地点までの往復の移動日を含んでおり、正味の歩行日数は延べ112日だそうです。

1日平均の歩行距離は約31キロになっています。若いころから鍛えた身体を持った人で、77才のときに四国八十八ヶ所巡りに挑戦し、約1,300余キロを完歩して自信をつけたそうですが、10キロ程度のウォーキングでも疲れてしまう当方とはレベルが全然違います。
全部を読んだわけではないのですが、予定を立て、雨が降ろうが風が吹こうが予定の距離は歩き通すというやり方で、自宅付近の日帰り歩行4日を除くと、短いレッグでも1週間、北海道では6月17日函館出発、7月7日最北端の宗谷岬到着と、21日間を休まずに歩いています。
ゴールに近い7月6日には、オホーツク海沿いの道で大雨と北東からの冷たい強風に見舞われ、今でいうなら低体温症寸前のところまで追い詰められています。この日のサブタイトルの「猪突猛進」のように、倒れたら通りかかる車が拾ってくれるだろうと、寒さで身体が震えるのを歯を食いしばって我慢して歩いたそうです。
 
当方ももう少し脚をきたえて、今までは敬遠している鉄道沿線ウォーキングの長めのコースくらいは参加できるようにしたいものと思います。



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