飛鳥山続編 Asukayama, Kita-ku, Tokyo
その後日が経ってしまいましたが、9月10日に行った飛鳥山周辺には古代、中世ばかりでなく、近世、近代の歴史に関わるものがいろいろありますので、写真若干を紹介しておきます。
岩槻街道は、将軍が日光東照宮参詣のために通った日光御成道で五街道に次ぐ脇街道だったそうです。その一里塚と二本の榎が残っています。諸街道の整備は江戸時代の初期、17世紀のことで、ここのように榎が対の形で残っているのは珍しいそうです。(写真の右、歩道の脇にもう1本の榎がありますが、写っていません。)
先日の記事でも触れたように6代将軍徳川吉宗が飛鳥山に桜を植えました。まだ在職中の元文2年(1737年)に作られたその記念碑があります。石碑はたくさんありますが、280年も前のこのように立派なもものは少ないと思います。
桜の公園の東京側の隣接地には、明治34年(1901年)から昭和6年(1931年)まで渋沢栄一が住んだ渋沢家飛鳥山邸跡です。本宅は大戦の空襲で焼失しましたが、図書室である青淵文庫と離れの社交・応接室である晩香盧が残っています。
渋沢栄一は明治初期から民間にあって約500社にのぼる会社、銀行などの設立、経営指導に携わったそうですが、初期のものの一つが洋紙の製造会社で、これが王子製紙株式会社になりました。最初の洋紙工場は、今の王子駅の前にあったそうです。住宅地としての環境だけでなく、そのことも飛鳥山に住んだ理由だったのかも知れません。
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