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2017年6月 2日 (金)

印旛手賀自然公園移動運用 Portable JAFF-0210, Inba-Tega PNP, Chiba

印旛沼は千葉県の北部、県境の利根川の南にある大きな沼ですが、京成電鉄成田線の車窓から見たりしたことがあるくらいでゆっくりと眺めたことは記憶にありません。
「その昔、利根川と印旛沼は、つながっていなかった!」と、佐倉市環境部2017年3月発行の「印旛沼ミニ・ガイドブック」の冒頭にあります。江戸時代の初期に江戸の治水対策のために東京湾に注いでいた利根川を関宿付近で鬼怒川水系に流れるような大規模な土木事業が行われたために、印旛沼の水は利根川に注ぐようになったとのことです。このことで、利根川の増水による水害を受けやすくなったそうです。
戦後、食糧増産、洪水対策、水資源開発を目的に干拓や東京湾への排水路の建設が行われて、沼の様子は大きく変化しましたが、まだ自然は残されており、手賀沼とともに千葉県立印旛手賀自然公園が沼とその周辺に指定されています。
一昨日、5月31日(水)から昨日、6月1日(木)にかけて佐倉市の印旛沼サンセットヒルズというキャンプ場に1泊し、この県立自然公園、JAFF-0210からの最初のアクティベーションを試みてきました。
家からは首都高速、湾岸道路から東関道を通り、四街道インターから佐倉市街の西をまわって現地には昼前に着きました。距離は80km弱でした。
 
園内マップ (7番に泊まりました。)
 
現在では印旛沼は二つに分断されていますが、キャンプ場は西印旛沼の東側の台地の端にあります。キャンプ場は、DXではZS、南アフリカ辺に向いています。国内の西日本には良いロケーションです。約200-300m北西に行くと台地の端のラインが湾曲しています。その辺りであればヨーロッパ方面に対して良いロケーションになりますが、キャンプ場は残念ながら違いました。
Dsc_0498s
 
現地では風が強かったことや、立ち木があってその枝が少し邪魔になるところで始めてしまったことで、スプレッダーの芯に入れていた破魔矢の矢柄が折れ、交換したので、電波が出たのはアナウンスした0500UTC になりました。アンテナは、18メガサイズのループを左右に分割して中央から給電するDJ4VMループです。7、10、14など他のバンドもATU、AH-4でそのまま使いました。
Img_2226s
          DJ4VM loop of 17m band size beaming northewest in the wind.
1時間ほどやってみましたが、7メガで4局だけで、0600zごろからアンテナは地面に下ろし、周辺散策に出かけました。
 
Img_2241_2s
          View of the camp site. My tent was to the left of a big enoki tree to the right of management quarter at the center.
          沼の畔からキャンプ場を見上げたところ。管理棟の右手、エノキの大木の左が泊まったサイト。比高は約25m、階段は151段でした。
Img_2259s
戻ってテントを組み立て、またアンテナを上げようかというところに、同年輩の人がもの珍しそうに近寄ってきました。若いころにアマ無線の従事者免許だけはとったけれど、開局はしなかったそうです。大阪から来て、バイクで房総半島一周をしてきたところだそうです。長距離はたいへんではないですかと聞いたら、フェリーで東京まで来て、東京ベースで3泊ほどでまわり、キャンプではなくビジネスホテルに泊まっているとのことでした。東京からのフェリーは徳島行なので徳島からは鳴門大橋を走るのか尋ねたら、和歌山へのフェリーを利用するそうです。続いてもう一人見に近寄ってきた人がいたので、簡単に説明しました。
 
Img_2258s
          0913zころ(日没30分前)の印旛沼. 
                      Lake Inbanuma half hour before sunset.
そんなこんなで、無線を再開したのは0810zころになりました。食事はコンビニで買った握り飯とまぐろの缶詰、ホット・ティーで済ませました。
日没が近づいてきたら、風がいっそう強くなり管理人の話では風速7mになるとのことで、夜はアンテナが風に耐えられないのではないかと心配になり、急遽、釣り竿3本で、14サイズのバーチカル+ラジアル2本を車の上にセットしました。
Img_2262s
               View of half hour after sunset.
               日没後30分ほどの景色。月齢5.3。月没時刻は1501z.
ところが、これは完全に読み違いで、日没とともに風は収まり、ほとんど無風状態になりました。そこで、1200z前にはまたループに替えました。
1210ころから7メガでCQを出し、リバース・ビーコンを見るとNA、北米のスキマー局に拾われていて、VE6JYなどからは最大26dBというような数字も出ていました。フェースブック・メッセンジャーのWWFFグループに、だれかNA局いませんか、と書きこんでみたら、良くそこを見ているらしいVK4FWからコールがありました。カスカスであまりはっきり分かりません。なんとか /p であることはコピーしましたが、VKFFのナンバーは2, 6, 8 とか断片的な数字が分かるだけでした。(帰宅後調べたら0462と分かりました。)NAからのコールはまったくありませんでした。
アンテナもEU方面を向いていたし、7メガ用ではないので無理だったのでしょう。VE6JYはコンテスト用のアンテナ・ファームのようで、そこで良い数字が出たといっても当てにはできないようです。
この後15分くらいJA局からコールが続きました。
1300zころからは、考えていたとおり、14メガでCQを出しました。
1312zにUA4NCE局からコールがあり、それを皮切りに数局外国コールが続いたので、これは当たりの日かと思いましたが、残念ながら海外局は10局に達せずに終わってしまいました。(EUは6局。)
1404zには常連局のHA0LGからコールがあり、レポートを送りましたが、どうしてもとれないようで、向うから”TRY NEXT TIME” と打ってきて、交信不成立で終わり、この日の運用も終わりにして、テントに入りました。
 
Went to the camp site near Lake Inbanuma in the Inba-Tega Prefectural Natural Park, Chiba Prefecture, JAFF-0210, on May 31 and June 1, 2017. Was able to make about 90 contacts but mostly with JA stations. Several oversea stations, including 6 EUs, called me after 1300 UTC on 20 meter band, but they were not followed by other DX stations. The camp site is about 25 meters above the water level of the Lake Inbanuma, but it faces southwest toward 9M, Malaysia and ZS, Republic of South Africa.
 
 
 
<続く>

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