ロギングソフト "FLE - Fast Log Entry"
今やコンピューターによるログの記録が普通になりつつあるようですが、ITに遅れている当局は、紙ログに頼ってきました。
昨年春にログ帳が終わったので、新しいものを買わずにPCロギングを導入しようとあるアメリカ製フリーソフトのインストールを試みたのですが、失敗でした。PCのユーザー名を漢字にしてしまったのが原因らしいと分かって、直したのですが、再度の挑戦に踏み切れないでいるうちに、オーストラリアの掲示板だったか、WWFFの移動運用のログ作成に"FLE - Fast Log Entry" 「ファースト・ログ・エントリー」というソフトが便利だと書いてあるのを見て、インストールして使ってみました。
使ってみると、なかなか便利です。
他のロギングソフトを使ったことがなく、これまでのWWFFの移動のADIFフォーマットのログは、エクセルから作成していたので、比較ができませんけれど、JAではまだほとんど知られていないと思いますので、紹介してみます。
なお、WWFFのホームページを見ると分かりますが、このソフトはWWFFの求めているログの作り方に対応して、オプションからWWFF用のログ作成を選べるので、WWFF推奨のソフトになっています。
上のホームページに特長などが書いてありますが、当局のログの一部のスクリーン・ショットを載せてみます。

入力は左側のテキストの枠で行います。右側のログ帳は、右側のツールバーの左端のアイコンをクリックすると、ソフトが左のテキストを読み込んで自動的に生成されます。
テキスト部分の入力は、1行に1交信分で、前の交信と同じことは入力する必要がありません。
時刻は、10分の桁が同じなら、1分の桁のみ入力すればOKです。
レポートも、同じなら入力する必要がなく、RSTのSしか変わらなければ、変わったSのみ入れればいいです。
画面はWWFFロギングのオプションで、普通は最初に入れる自局の移動先のレファレンス記入用の枠を表示させています。
保存は、テキスト・ファイルとADIFのファイルと両方を保存します。
このように、手書きの移動運用のログを後から入力するには便利です。
コメント、QSLインフォメーションなどは、括弧内に書くようになっていて、3種類の括弧を使い分けますが、普通の交信で、記入事項が多いとやや面倒でしょう。
最近、SOTA用のログ作成のオプションも加わったバージョンが出たようですが、まだ試していません。
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コメント
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これはなかなか素晴らしいアイデアですね.
最小のキー操作(それも,柔軟性の高い)で,必要なログを生成するというのがログソフトのあるべき姿だと思っています.
これが,リレーショナルデータベースと結合するようならば,使いたいなと思って,ざっと検索したらそういう機能はないようです^^;
投稿: JE1SGH | 2016年9月21日 (水) 10時49分
SGHさん、コメントどうもありがとうございました。
必ずADIFも保存するようになっているので、ADIFを別のソフトにインポートするのが当面の方法でしょう。
同じくDLのDL1WU局が作った、ADIFをエクセルに変換するソフトがあるようなので、それを使って、必要なデータの追加などするのも一案かも知れません。
投稿: NOBI | 2016年9月21日 (水) 19時54分