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2016年9月26日 (月)

珍しい名前のアンテナ "AHVD"

しばらく前にARLHS, Amatuer Radio Lighthouse Society の主催者が交替したことを取り上げました。
新しい幹事役の KX4O(ヴァージニア州)のQRZ.com のページを見たら、AHVD, Asymmetrical Hatted Vertical Dipole, というものを灯台の近くやビーチなどで使って楽しんでいると書いてあります。
直訳すると、「非対称型キャパシティーハット付き垂直ダイポール」とでもなるのでしょうか。
直接リンクされた記事には、理論的な考察があります。
また、その記事の中に、市販の部品を使って実際に製作することのできるキット的なものについての記事が紹介されています。
リンクの記事で図や写真をご覧になればすぐに分かりますが、バーチカルの一種で、普通のものが4分の1波長の垂直エレメントと4分の1波長のラジアルなのに対し、キットのものは、垂直エレメントとラジアルの比がほぼ6対4、波長に対しては10分の3対10分の2(5分の1)となり、いわばオフ・センターで給電している形です。
上下または左右にキャパシティー・ハットがある形のダイポールを"Hatted Dipole" と呼ぶので、片側のみにハットがあるものを「非対称」と呼んでいる訳ですが、商品として覚えてもらうためなのか、やや難しい名前を選んで、その略語を覚えてもらおうという意図でしょうか。
給電点をずらすことにより、インピーダンスが上がり、50オームに近くなるとのことです。(地上高4フィート)
また、ラジアルの本数についての考察がありますが、2本でも大丈夫とのことです。ただし、給電点にチョーク・バランを入れないと、効率が悪くなるそうです。
高さが低く、ラジアルが少ない関係で、大地の影響を受けやすいけれど、海水の近くであれば、良い輻射効率が期待できるとのことです。
また、エレメント数を増やして八木型にすることもできるとありますが、これはまさに以前に紹介したガーデン・ビームの変形バージョンです。
移動運用では、垂直エレメントは高くできても、水平のラジアルを長くすることには制約があるので、何かヒントになりそうに思いました。

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