愛知県遠征移動運用余話 JAFF Activations in Aichi
10月21日~23日のJAFF移動運用愛知県遠征では、2箇所目の飛騨木曽川国定公園、JAFF-0059 の運用地として選んだアウトドアベース 犬山キャンプ場での最初の設営場所の不成績が教訓として残りました。
0415UTCから始めて0555ごろまで2時間近くの間に3交信のみということで、オートキャンプ区画内の運用場所としての不適は明らかですが、リバース・ビーコンのほうも調べてみました。
21日のJAFF-0060は始めた時間が0515UTCで遅かったので、それ以前のデータはありませんが、05UTC台のEUからのレポートのみ上段に並べました。
22日の前半は信号が弱かったためか、レポートも下段の分のみでした。
ご覧のとおり、歴然とした差があります。RBNに詳しいOMから、およその目安として、SNRが1桁では交信には厳しく、10dBを超えると交信が可能になり、20dB以上になると楽に交信ができるとのことと聞きました。
22日の0452UTCに、UA9HO局からコールがあり、レポートが599で"FB SIG"といわれたので、やや判断が甘くなったかも知れません。
Skimmer Band Date Time SNR
UD4FD 15m 2015/10/21 5:20 16
UD4FD 15m 2015/10/21 5:25 14
HA1VHF 15m 2015/10/21 5:25 33
HA1VHF 15m 2015/10/21 5:41 11
UD4FD 15m 2015/10/21 5:45 22
HA1VHF 15m 2015/10/21 5:53 21
UD4FD 15m 2015/10/22 4:50 7
UD4FD 15m 2015/10/22 5:31 4
UD4FD 15m 2015/10/22 5:46 6
HA1VHF 15m 2015/10/22 5:47 5
22日の最初の運用場所からEU方向を望む。
EU direction from the first set-up on Oct 22, in JAFF-0059.
なお、22日に駐車場に場所を変えたあとのデータは、21日に比べあまり悪くなっていませんでした。
W、アメリカでは地形と送信電波の打ち上げ角度の関係を分析するソフトが開発されて使われているようです。
それを利用した評価でも、遠くの山はあまり障害にならないけれど、目指す方向の近くの地形が高くなっているか低くなっているかは、影響が大きいそうです。
当ブログの2013年6月 8日 (土)の記事「 HFTA 短波のための大地(地形)評価」でこのソフトのことを紹介しています。
http://nb20oi12-7388tu.cocolog-nifty.com/blog/2013/06/hfta-b8d8.html
ついでに、10月21日のデータと10月26日のJA7IC/p局のJAFF-0004のデータ中の、当方で保存して比較できる0630UTC-0720UTCの50分間を比較してみました。
スキマー局ごとに、平均値を出してみました。括弧内はデータの数です。
当局 JA7IC/p
UD4FD 27 (3) 23.3 (3)
ON5KQ 17 (2) 13.5 (2)
DQ8Z 14 (2) 11.5 (2)
F5RRS なし 11 (1)
日によってコンディションは変わり、スキマー局の受信状態も同じかどうか分かりませんが、これから見る限り、21日のほうは、電波は良く飛んでいたようです。
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