SOTAマップ SOTA Map
前回に続き、SOTAのことですが、昨日はじめてSOTAマップというこのプログラムのホームページに備わっている地図表示機能のページを見ました。
たいへん便利なもので、日本の場合は県別にナンバーが付けられた山の位置がその山のポイントとともに表示されます。カーソルを当てるとナンバーが表示され、クリックすると標高、緯度経度などの詳細情報が表示されます。
左側にその県のリストが表示され、そちらであるナンバーをクリックすると、その場所に吹き出しの形でその山の位置と情報が出ます。
地図を表示させるには、リストから希望の山のナンバーをクリックして詳細情報のページを開くと、"SOTA Map"のリンクが出ますので、そこをクリックします。
地図を開いたところで、メニューから別の都道府県を選ぶと、その県の地図に変わります。
公開されたリストは、山名が入っていないところがかなりありますが、地図を見られると、ご存じの山のナンバーが何かなどを比較的簡単に知ることができます。
例えば、新潟県の角田山はリストに山名がありませんが、地図から JA/NI-127 と分かりました。
角田山 SOTA JA/NI-127.
JA0LXP局撮影。掲載をお許し頂きありがとうございます。
当面はこのプログラムにどれほど参加者があるかも分かりませんので、そのままでも支障ないと思いますが、リストの見やすさ、なじみやすさなどからは、追い追い修正されていくと良いなと思います。なお、SOTA JAのML(JH0CJH局が管理者)で、すでにJS1UEH局が富士山からオンエアされ、VKとも交信されたとのインフォが流れました。ただし、ログのアップロードについては、リストで県名を示すアルファベット2文字がKCJ制定のものと違うものがあって分かりにくいという意見が多いので、その修正が可能か見極めた後にしたいとのことです。
前の記事で書きましたが、SOTAの特色は、原則として独立峰であることを要件としていることです。隣の山との間の鞍部が150m以上下がっていないと独立峰と認められず、ナンバーが付きません。
概して地形が急峻な日本の場合、下の平地、里から見て際立って見えている山がその地域の代表的な山として多くの人に覚えられ、有名になっています。しかしながら、例えば、前に取り上げた新潟県六日町(現南魚沼市)出身の水島あやめ女史が懐かしく思って本の題に使った金城山にはナンバーがなく、尾根伝いに南東に2キロほどのところにある無名の標高1,475mの峰に JA/NI-028 というナンバーが付いています。
同様に、東京で人気のある高尾山にも御岳山にもナンバーはありません。
どこかで線を引かないと数に際限がないことになってしまうので、仕方がないと思いますが、この辺は、プログラムが外国で始まったことに伴う難点かも知れません。
〔7月17日追記〕
SOTAマップのページの正式タイトルは、"sota mapping project"といいます。
下にサイトへのリンクを置きました。
SMP
昨日、"about"のページをざっと読んでみて分かりましたが、このサイトは、SOTAの本部とは直接の関係がなく、個人がボランティアで作っているそうです。したがって、SOTAへのドネーションがあっても、こちらには全くまわって来ないので、直接の支援を歓迎するように書いてありました。
マップのページを開くと、ブラウザーのタブのところのロゴがSOTAのものとは違うSMPのものに変わるので、どちらを見ているのかが分かります。
いろいろな機能が備わっているようですが、ITに弱い当局には使いこなせそうもありません。
一つ役に立つと思ったのは、メインページでプルダウンメニューを使いアソシエーション(例えばJA)やリージョン(JAでは都府県・支庁)を選ぶときに、複数のリージョンなどを同時に表示できます。メニューの上の"Multi"というボックスにチェックを入れ、コントロール・キーを押しながら、必要なリージョンをクリックします。これを使えば県境上の山を逃さずに見ることができます。
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