Links - Locals

  • ex J3CK, JP1JCK
    The original owner of the TS-850S in my shack. SK, Nov. 30, 2015. RIP.





2022年11月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30      
無料ブログはココログ

« 大森貝塚 Omori Shell Mound | トップページ | オールアジア・コンテストCW All Asian DX Contest CW, 2015 »

2015年6月19日 (金)

「海街diary」 "Our Little Sister"

アマチュア無線局のデータベース、”QRZ.com”には、神奈川県藤沢市生まれと記載しています。生まれただけではなく、事情があって、春、夏、冬の学校の休みは、片瀬海岸で過ごすことが多かったので、あれこれ思い出もあり、懐かしい場所なのです。片瀬からは近くの鎌倉にもときどき行っていました。
そんなことで、是枝裕和監督の映画、「海街diary」のことがテレビで流れ、鎌倉で暮らす四人姉妹の話だということを知って、見たくなりました。
しかも、先日、ある文芸評論家・作家の自伝的小説を読んだのですが、この人は、大戦の開戦の少し前から戦後の昭和23年までの少年時代を鎌倉の極楽寺で過ごしていたのです。映画の舞台が鎌倉市極楽寺ということで、どのように撮られているかにも興味を持ちました。
13日(土)が封切りでしたので、一昨日、17日(水)に見に行ってきました。

Inamura_cape_etc_sCape Inamura and the cove in front of Kamakura. The seaside community is the main stage for the new movie titled "Umimachi Diary," or "Seaside Town Diary," English title "Our Little Sister."
江の島から鎌倉方面を望む。映画の舞台の極楽寺は、画面の左端、稲村ヶ崎に続く丘の手前と思います。もう少し左の七里ヶ浜が見える写真を探しましたが、見つかりませんでした。稲村ヶ崎と右の方の逗子との間の湾の奥が由比ヶ浜と鎌倉中心部です。(2009年11月撮影)

上に書いた理由はうそではありませんが、正直にいうと、半ばエクスキューズです。大河ドラマ「八重の桜」で見ていた綾瀬はるかと、いつだったか年末年始のテレビでの映画番組で見て注目していた長澤まさみが出演するということで、これは見なくてはと思いました。
姉妹の残り二人の役の夏帆と広瀬すずは、知らなかったばかりか、夏帆は「なつほ」と読むのだと思っていました。

期待通り、ノスタルジアを癒してくれ、ほのぼの感も味わえた上、姉妹の四人ともきれいで、それぞれ演技も上手だったし、見終わって満足できる良い映画でした。 我が家の隊長も誘ったのですが、忙しいし眠くなるから行かないと、断られてしまいました。

大学生のころまでは、和風建築の家で育ったので、四姉妹の暮らす和風住宅にも懐かしさを感じました。もっとも当方の年齢でも、東京では椅子とテーブルを置いた板の間で食事をしていたので、食事までちゃぶ台でする四姉妹の暮らし方はやや現実離れしているかも知れません。
外国の観客を意識したサービスなのかも知れませんが、サービスの度が過ぎると媚びているように見られるかも知れません。 ちなみに、木質系ホーム・ビルダー(ハウス・メーカー)のS社が提携スポンサーとのことで、映画の開始直前にコマーシャルが流れました。2年前に拙宅を建て替えたときに世話になった会社でした。

梅の実を集めて梅酒を作って飲むなど、レトロな小道具が散りばめてあって、本当に昔が懐かしくなります。釜茹で(釜揚げ)しらすも出てきますけれど、こちらは、湘南にいたときに普段に食べたことはなく、観光客用の食べものだと思っていました。本当の地元の方々はどうなのでしょう。

ただ、話がたんたんとしていて、メリハリがなく、今一つ心を動かすようなものが感じられませんでした。これではカンヌ映画祭で入賞ができなかったのも仕方がないでしょう。極言すれば、美しい動画ファイルがスライドショーのように連続して流れてくる感じです。
漫画の原作を読んだ人は知っているのかも知れませんが、四女、三人姉妹の腹違いの妹、「すず」が、実母が姉三人から父を奪ったということを気にして、なかなか三人に溶け込めないという設定らしいのですけれど、そのことはあまり伝わってこないし、話としても無理があるように思います。実母が死んでしまい、可愛がってくれた父も死んでしまって、寂しくてひどく落ち込んでしまったというのなら分かりやすいのですが。

葬儀や法事で出演者が喪服の場面が3回ありました。一般に女性の喪服姿はきれいですが、表情やしぐさの美醜が目につくところでもあります。出演者たちはうまくこなしていたと思います。

長女「幸」の恋人役に堤真一が出てくるキャスティングはちょっとがっかりで、好演している綾瀬はるかが気の毒に感じました。演技はうまいので、本人には何も責任がありません。ただ、「ALWAYS 三丁目の夕日」のイメージが強く、他のもろもろの出演もなんとなく思い出して、またかと思ってしまいました。

長澤まさみも好演しています。最後の方の場面で、綾瀬と長澤が一緒に映るところで、綾瀬ほどは色が白くないことが分かる感じだったのも、ちょっと気の毒でした。ちょっとした光の当たり具合かも知れませんけれど、主演であれば分からないことが見えてしまいます。以上、若手女優陣にちょっと甘くなってしまったかも知れません。

« 大森貝塚 Omori Shell Mound | トップページ | オールアジア・コンテストCW All Asian DX Contest CW, 2015 »

映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 「海街diary」 "Our Little Sister":

« 大森貝塚 Omori Shell Mound | トップページ | オールアジア・コンテストCW All Asian DX Contest CW, 2015 »