ヘックス・ビームの新組み立て法テスト New Method of Hex Beam Assembling
日が開いてしまいましたが、12日(木)に荒川河川敷で前から考えていた新しいヘックス・ビームの組み立て手順を試してみました。
今までは定石どおりにスプレッダーでオチョコ傘の形を作ってからワイヤー・エレメントを止めていました。その場合にはセンターポストに近い高いバンドのエレメントから順に再利用可能結束バンド(インシュロック)で止めていきます。スプレッダーとスプレッダーの間は釣竿とスプレッダーをセンターポストに引く紐があって移動できないのでスプレッダーを回しながらやりますが、高いバンド用エレメントのときはスプレッダーの間に出入りするのが面倒です。外の方の低いほうのバンドのエレメントは、竿と紐の間を通さなければならないのに、間が狭いので間違えて通し忘れることがありました。
今回のやり方は、ベースプレートを低い位置で仮止めし、スプレッダーは真直ぐ水平のままの状態でエレメントを止めておいてから紐をセットし、プレートを所定の位置まで上げ、紐を引いて形を作るという順序です。もちろん、ワイヤー・エレメントの端、給電点側をターミナルに止めてしまうと、長さが足りずもう一方の端が届かないので、給電点を挟むスプレッダーに仮止めをして置きました。 写真はスプレッダーをしならせる直前に写しました。
この写真は失敗の記録にもなってしまいました。手前右側が給電部のつもりでエレメントをセットしたのですが、プレートを上げようとしたら、本来はこちら側に見えていなければいけない給電点のターミナルが向う側を向いていました。プレートに付けた目印の矢印の意味を自分で180度取り違えていました。
もともと新方式でも仮止めなどの余分の手間が加わって時間短縮効果はそれほどでないと思われましたが、これを含めて3つくらい失敗があって、ほとんど同じになってしまいました。
ただ、事前の準備でティップ・スペーサー部分にビニールテープを巻きつけたり、リフレクターの中心に目印を付けたりしたので、どちらの方式でやるにしてもワイヤー・エレメントが扱いやすくなりました。
現在は外側の18メガ、21メガ用エレメントは裸銅線ですが、扱いにくいのでビーメックス線に替えたいと思っています。
今回は昨年12月のSWR測定を踏まえ、エレメントの長さを修正しておいたので、その面でも改善が図れました。18メガでは高さの影響を受けやすく、フジポール2段だけ伸ばした状態では1.2なのが、4段伸ばした状態では1.5で、最低点がバンドの上にはずれてしまうらしいことが分かりました。
当日のQSOは、ヘックス・ビームで4局、7メガ逆Vで3局の計7局でした。
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