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2014年9月18日 (木)

SOTA サミット・オン・ジ・エアー

10日ほど前に、知らないVKのハムからメールが来ました。SOTA, Summits on the Air, 「サミット・オン・ジ・エアー」というアワードのプログラムを日本に導入したいのだが、協力してもらえないだろうか、という趣旨でした。
(複数ですから、「サミッツ」ですが、外来語としてある程度定着しているので、「サミット」と書いてみました。)
この人は、仕事でときどき日本に来るそうで、10月の中旬にも東京に来るということです。そのとき、日本在住の外国のハムで、今までにSOTAに参加したことがある2人ほどと会って、ディスカッションをするので、一緒にどうかとのことでした。
当局が、WWFFのフォーラムなどに書き込みをしているのを見て、VKでは、WWFFとSOTAとを兼ねた移動運用がときどきあることから、興味があるのではないか、と考えたようです。
アワードの名前からお分かりのように、山頂からオンエアするアマチュア無線局が、ほかの局と交信することをカウントするアワードで、WWFFと同様に、アクティベーターとハンターの双方にアワードやランキングがあります。
確かに国立公園や国定公園には山が多く、ロケーションの良い山頂からオンエアすれば、面白いかも知れないと思いますが、こちらは山登りはほとんどしませんので、お断りしました。ただ、3人ほどにメールを転送して、ご自分かお知り合いに、協力する意向がないか、お尋ねしています。
このブログは読者が少ないので、可能性は低いのですが、どなたか、会って話をきいてみても良いという方がいらっしゃいましたら、コメントかメールでお知らせください。当人につなぎます。

Sotalogo

                         http://www.sota.org.uk/

こちらも、どんなものか少し知りたくなり、ユーチューブで、SOTA, radio のキーワードで探してみて、ヒットしたものを3つほど見てみました。Wが二つ、Gが一つでしたが、山の様子が日本とはだいぶん違うところがあったり、運用もHFでDXや遠くのエリアと交信していたり、日本の山からの運用とは少し違うところがあって、興味深く感じました。

SOTAのホームページで、ルールをざっと見てみましたので、ポイントと思われるところを紹介します。ただし、読み間違いなどがあるかも知れません。参加を考えられる方は、ご自分で原文をお読みになり、確認してください。

・本部はG, イギリスにある。
・山頂に行くときには、少なくとも最後の登りは、自動車を使わないこと。
・山頂にスペースがないときは、少し下の場所でも良いが、一定の高度以上下がってはいけない。この高度は国ごとに決められるが、標準は150メートル。(注 2015年7月現在、25メートル。当時の読み間違いかも知れません。)
・車の中からの運用は認めない。
・AC電源、化石燃料使用の電源は認めない。電源は、バッテリー、太陽電池など、自然を利用したものを使うこと。
・アクティベーターがポイントを得るためには、少なくとも4交信が必要。
・アクティベーター、ハンターともに、電子ログを送って、データベースでポイントを見る。
・山頂の海抜の標高が高いほど、ポイントが高くなる。
    Band 1  1 point
    Band 2  2 points
    Band 3  4 points
    Band 4  6 points
    Band 5  8 points
    Band 6  10 points
最大、6つの階級に分かれるが、どのバンドにどれくらいの標高を割り当てるかは、参加の国(大きな国では、コールエリア、州毎など)の組織のルールに任されている。
・現在のところ、組織があるのは、ヨーロッパと北米がほとんどで、ほかには、VK, OD, HLぐらいしかない模様。
・山のリストとナンバーは、参加の国別組織が作成する。JAにはまだ組織がなく、したがってリストもないため、日本に来た外国ハムが、日本の山の登ってポイントを増やそうとしても、できない。
・リストは、網羅的なものでなくても良い。
 日本のように、数えきれないほどたくさんの山がある国では、はじめから大きなリストを作るのは難しいでしょう。例えば日本100名山とか、何か既存のリストなどでとりあえず作って、あとは、アクティベーターの申請ベースで加えていくのが良いのではないでしょうか。

登山して無線をするハムは、日本にもかなりいるようです。当局のコールと似たコールの方が、その道の達人だそうで、人違いをされたこともあります。ただ、オーバーシーとの交信は難しいので、外国のアワード・プログラムを導入するインセンティブが無いと思っていましたが、今回のように、外国ハムからの働きかけがあるということは、想定外でした。それだけ、国際化が進み、人的な交流が広がっているということでしょう。
自然公園のアワード・プログラムのWWFFに参加している当局としては、同じ自然志向のSOTAについても、もしJAに導入されるなら、好意的に見守っていきたいと思っています。

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