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2013年9月18日 (水)

DXガイドブックとGMT、UTC

昨年、本を相当に整理、処分したときに、捨てようと思いましたが、思いとどまって残していたDX交信やQSLのガイドブックがあります。アマチュア無線界で、いつごろからGMTからUTCに変わったのか、筆者が休眠中のことで、良く分からないので、本を開いて、関係のところを見てみました。最初のものは大昔に入手したもの、後の3冊は、1985年(昭和60年)ごろから再開したので、そのころ店頭にあったものでしょう。

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・「アマチュア無線DXガイドブック」JA1BK 溝口皖司著 1968
QSLカードのサンプルが載っている。時刻のところにはGMTとある。(p56)

・「ハム局運用ガイド 海外QSO編」JH1HWN 桂嶋裕通著 1981
  QSLカードのサンプルの各欄に矢印がついて、それぞれの記入方法が書いてある。時刻の欄にはUTCとあるが、注記には「UTC(世界標準時)。GMT(グリニッジ標準時)と同じだがUTCの方が近代的。・・・」とやや気楽にコメントしてある。(p107)

・「QSLなんでも百科」JR1HHL 鈴木聰男著 1984(6月)
 4冊の中では、この本がQSLに記入する時刻について、一番詳しく書いてある。(pp28-34)
本文のほかに、「標準電波と標準時」というタイトルの1ページの囲み記事があり、そこにGMTと「協定世界時」UTCの説明がある。日本の標準電波JJYで送信する標準時は、UTCに基づいていることも書いてある。また、同じ囲みの中に、「GMT グリニッジ標準時は現在も慣用されているが、1978年(昭和53年)のCCIR14回総会で、GMTの代わりにUTCを使用するよう勧告。」とある。
ただ、本文のカードへの時刻の記入の仕方には、「・・・外国の局宛には『GMT』または、最近多くなってきた『UTC』です。」とあり、また、後のほうには、「UTC: 詳しい説明は略しますが、GMTとUTCは同じと考えてもらえばよいと思います。ただし、GMTもUTCも同じ世界時ですが、恒星系と原子時系でありUTCのほうがウルウ秒だけ遅らしてあります。」とある。地球は惑星なので、「恒星系」というのはおかしいのではないか。
載っているサンプルのカードはいくつかあり、UTC、GMTまちまちである。

・「間違いだらけのオペレーションを叱る」JA1ATF 田母上栄著 1984(12月)
 「UTCは最近になってハムの間でも使われるようになったもので、もとはGMT(グリニッジ標準時)を用いましたが、現在では世界の主要国は、IAT(国際原子時)を採用しています。・・・日本のJJYなどの時報もIATによって行われております。IATとUTCは等しいものです。」と、ちょっと首をかしげる説明がされている。ただ、その後に続く文は、なかなか興味深く、「国によっては法令で、GMTの使用を禁止し、UTCを用いるように定めているところもあります。フランスでは1978年8月25日に、GMTを禁止する法律を公布しております。・・・余談になりますが、GMTが制定されたときは、英国のグリニッジ天文台が、東経または西経の分岐点すなわちゼロの子午線上にあったので、GMTの名称が出たのですが、グリニッジ天文台は他に移転しそのあとは博物館になっており、グリニッジ標準時という根拠もなくなっていたわけです。」とある。フランスのことは確かめてみたいが、後半は自由自在に書いたという感じがする。
ほかに、「ARRLの機関紙QST(’78年11月号)で、ログやQSLカードの記入は、UTCを用いるのが望ましいと記しています。」という記述もある。
載っているサンプルは、UTCが多いが、GMTのものも見える。

なお、その後のネット・サーフィンで、下のURLの文書(英語)がUTCの歴史、関係する国際機関、現在の課題などについて詳しいことが分かりましたので、書いておきます。
これは、International Committee on Weights and Measures (Comite International des Poids et Mesures, CIPM) のConsultative Committee for Time and Frequency (CCTF) の文書のようです。
http://www.bipm.org/cc/CCTF/Allowed/18/CCTF_09-32_noteUTC.pdf

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