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2013年6月 8日 (土)

HFTA 短波のための大地(地形)評価

The 15 meter band was open to North America in the morning of the last Saturday, June 1, local time, and I had a contact with KU7T near Seattle, Washington. I came to know the existence of the HFTA, High Frequency Terrain Assessment program developed by N6BV, as there were two graphs generated by the program in Andy’s QRZ.com page.
http://www.qrz.com/db/KU7T
We, the radio amateurs, know the advantage of a mountain top location for radio propagation but it had been difficult to assess quantitative effects of height and topography. Although it is said to be possible to use this program outside USA by importing topographic data from SRTM (Shuttle Radar Topography Mission), I hope someone will devise a method to use this program in Japan someday as digital geographic data are also made public in Japan.

先週の土曜日の朝(日本時間)にアメリカのワシントン州のKU7T局の電波が良く聞こえたので、コールし、交信しました。交信後にQRZ.comのページを見ましたら、HFTA (High Frequency Terrain Assessment) というソフトウェアを使って、同局が昨年から使っているという約300mの山頂のアンテナからの電波の輻射角度を、JA方向とEU方向について見たグラフと、同じ両方向の地形の断面のグラフが出ていました。

http://www.qrz.com/db/KU7T

山の展望台などで移動運用をすることがあるので、興味を持ち、このプログラムについて調べてみました。

ARRLで技術部長のような職についていて、現在は引退したN6BVが開発したソフトで、ARRLアンテナ・ブックの付録のCDに入っているそうです。使用のためのマニュアルが、ネット上に公開されています。

http://www.arrl.org/files/file/Product%20Notes/Antenna%20Book/hfta.pdf

また、このソフトの使い方をN6BVが実際にやって見せてくれるデモンストレーションの動画サイトがありました。NCCC、北カリフォルニア・コンテスト・クラブと、PVRC、ポトマック流域無線クラブが共同主催した、ウェブ上のセミナー、webinar、です。ただし、2時間ほどの長時間のもので、まだ30分しか見ていません。

http://nccc.cc/misc/HFTA.wmv

このソフトの地形データは、原則としてアメリカのUSGSが公開したものを使うようになっていますが、アメリカ以外の国でもシャトル・レーダーのデータを使うことができるそうです。ただし、データが粗いという制約があるようです。日本でも国土地理院が地形データを数値で公開しているようなので、どなたか地理情報システムに明るい方で、HFTA用の地形データを作るプログラムを開発していただけるとありがたいと思います。とりあえずは、N6BVが、時間と労力がかかってたいへんで、勧められないといっている、地形図の等高線からデータを書き取る方法を使えば、JAでも高い精度で利用できるかも知れません。

各局のアンテナの緯度・経度は、デモンストレーションで示されているように、原則としてグーグル地図から分かるので、ライバル局のロケーションを分析することもできるようです。

(追記)今日の午後、デモンストレーションを最後まで見ました。

方法論は別として、計算例からの一般論として、遠方に高地があることのマイナスは比較的小さく、タワーの近くの傾斜の影響が大きいこと(KU7Tのグラフからもそのことが分かります)、特に、鞍のような地形で近くに高みがあるとそのマイナスは大きいこと、良い地形の場所で八木のスタックなどの大アンテナを高く上げると、輻射が低い角度に集中し過ぎて、必要な角度内にナル(無輻射)点が生じることがあるなど、興味深い話が聞けました。(6月8日夜記)

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