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2013年2月12日 (火)

「死の淵を見た男」 "A Man Who was on the Brink of Death"

門田隆将著 「死の淵を見た男-吉田昌郎と福島第一原発の五〇〇日」 2012年12月、PHP研究所刊、を読みました。書店の店頭で見つけ、近くの図書館で探したところ、貸し出し中で、6週間ほど待ち、ようやく借りることができました。

福島原発の吉田元所長のほか、一号機、二号機の中央制御室の当直長だった人など、事故のときに第一線の部署で対応に当たった人々が、実名で登場するノンフィクションです。

現場の技術者、運転員などの方々の命がけの健闘ぶりは、テレビ番組などでもすでに一部紹介されていますが、各人の経歴やあの時の気持ちなどが詳細に書かれているので迫力があり、約2年前に報道を見聴きしていたときのなんとも言えない不安な気分を思い出しました。

特に、事故発生から4日目の3月14日には二号機が制御不能になり、格納容器の爆発の危険が高まって「最期」のときを迎える可能性があったとのことです。15日の午前6時過ぎ、圧力抑制室付近で爆発音がし、以後、必要最小限の人員以外は退去し、残った人々は死を覚悟しなければならない状況だったようです。

ただ、この爆発以後、放射性物質が大量に外部に放出されたものの、炉の爆発という最悪の事態はかろうじて免れたようですが、この本は事故原因の究明をテーマとするものではないので、その辺はあまり書いてありません。

未だにどのようなメカニズムで二号機の原子炉自体の爆発を免れたのか、はっきりしていないようで、今のところ運が良かったということになっているらしいです。逆にいえば、現在でも何か運の悪いことが起きれば再度事故になるような可能性も否定できないということで、ちょっと怖くなりました。

いずれにしても、あの事故の現場で命をかけて対処に当たった人々のことは、永く記憶されなくてはいけないでしょう。

いずれはこの本に続くノンフィクションも出ると思いますが、当面は当事者の取材に基づく貴重な記録として、広く読まれてしかるべき本と思いました。

I finished reading "Shi no Fuchi wo Mita Otoko: Yoshida Masao to Fukushima Daiichi Genpatsu no 500 Nichi" (“A Man Who was on the Brink of Death: Masao Yoshida and the Fukushima No. 1 Plant’s 500 Days”), by Ryusho Kadota, December 2012, PHP Institute.

For those who are interested in the outline of the book, there is a review by Ida Torres in the December 11, 2012 edition of "The Japan Daily Press".

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