江戸城牛込門跡 Ushigome Gate, Edo Castle
昨日、JR中央・総武線飯田橋駅西口そばにある牛込門(牛込見附)の跡を見に行ってきました。麹町に行ったついでに、市ヶ谷駅経由で歩いていきました。
常磐橋のことをネットで調べていたら、常磐橋門は「江戸五口」のひとつの重要な門だったという記事にぶつかり、江戸五口とはどこか、探してみたら、虎ノ門、四谷門、牛込門、筋違橋門、浅草橋門の五ヶ所らしいことが分かりました。常磐橋門は入っていませんが、江戸城築城の初期の、浅草橋門が未整備のころには、常磐橋門が入っていたということらしいです。そこで、手軽に行けて、保存状態も良いらしい牛込門へ行ってみることにしました。ときどきそばを通ったことはありますが、意識して見たことがなく、東京の町の成り立ちの認識を改めました。
飯田橋駅は、東口は神田川、日本橋川の低地にありますが、西口は九段坂上から続く高台にあり、牛込門もその高台に作られています。
門の枡形は北東から外濠にかかる牛込橋を渡って入ると右折する形だったようですが、橋の方から向かって右、西側の櫓門の北側を支えていた石垣と、向かって左の枡形の北の端の石垣が残されています。
(櫓門を支えていた石垣。外濠側の部分の全部が線路のレベルまで残っている。)
(東側。枡形の北の端が残っている。手前は、高麗門に続いていた石垣の一部)
橋を北へ渡ると外堀通の向こう側は神楽坂です。牛込門は、前に紹介した北の丸の北端の田安門から500メートル強くらいの近さですし、旗本、御家人などの侍が門を出て息抜きをする貴重な場所だったのかも知れません。また、まだ交通手段が限られていた大正時代にも、山の手の住民が簡単に行ける商店街、繁華街として繁盛したようです。
五口の門は、牛込門以外は、東海道、甲州街道、中山道、奥州街道と、大きな街道に続いています。牛込門は、上州道ということだったらしいのですが、たぶん江戸川橋、音羽通、護国寺を経て、川越へ行く道につながっていたのではないかと思うものの、江戸時代の道がどこをどう通っていたのか、ちょっと分かりません。
I visited the remains of the Ushigome Gate of the Edo Castle yesterday. The gate is said to have been one of the five major entrances to Edo. Most gates along the outer moats of the Edo Castle have been demolished. This is one of the few gates that are preserved well. It is located only fifity meters from the busy Japan Rail Iidabashi Station.
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